放生(ほうじょう)は、 徳積みを実践する事です。

 

 御自分の近くに、自分自身で出きる環境があるならば、 あなた自分で手配してするのが一番なのです。 

 良くこの話をすると、多くの人が、どこから始めたら良いか解らない、 という事でした。 

 

それならば、という事の運びで、 下記の3つの方法を現在、当実践会では行なっています。

現在、下記の3つの方法で実施しています。


① あなたご自身が参加する方法。
     あなたが、放生実践会を開催する場所、 岐阜県恵那市にて参加され、 実際にお金を出して生き物を買取り、川や海などに放つ方法。 (恵那駅は名古屋からJR中央線で約1時間です。)

② 委託を受け、国内で喜捨(ドネーション)される方法。
     遠方在住、時間の都合がつかない場合は、 放生実践会にて 、生きた鯉やウナギなどの費用負担をして頂き、徳分を積む方法。

③ 委託を受け、海外でお布施(ドネーション)される方法。
   当実践会で、ご縁があるタイのお寺では、 実際に殺されてしまう牛を買い取って助け、生涯にわたり育てるというシステムがあります。 

 

 皆さんからお布施をお預かりして、牛を助けるために、タイ寺院でのお布施(ドネーション)形式で徳分を積む方法。 (タイ寺院のため頻繁としては、 年に1、2度となります。)

    この方法は、 一度 参加されてお互いが面識できてからお奨め致します。

 

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 もちろん、①の場合、あなた自身が、実際に参加する事で、お金だけでなく、 労力、時間を費やすため、より徳分積みとなるでしょう。

 

 

喜捨(ドネーション)の受入額は、事務的作業を簡素化して正確に行うためにも、1.000円単位とさせて頂ます。  

     【放生会(ほうじょうえ)に参加してみたい方へ】

 

 

大切なお知らせ: 

 放生を実践する会は、 全ての宗教の教えを尊びます。

特定宗教団体の運営ではありません。 

あくまでの有志の集まりです。

 

 

 


自分自身でなさる場合の放生の心得です。

ご参考になさってください。

ダウンロード
放生をするにおいての心得
放生とは、今まさに殺されようとしている命を助けるという事であり、大切な徳積みとなります。 しかし、注意して行う事が大切です。
放生の注意点.pdf
PDFファイル 69.2 KB

 

どのような生き物を放生するのが良いのか? というご質問について:

まず、  大きく分けて2つに大別させると良いと思います。

 

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➀ 今まさに、殺されそうな生き物。 (食べられてしまう魚や貝、エビなど)

➁ 売られている生き物だが、 殺される目的で売られていない。(ペットや観賞用の魚)

 

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放生には、➀の、今まさに、殺されそうな生き物が、適しています。

 

また、 ➀だからといって、 店頭にはないので、 予約して取り置きしてもらうのも良くありません。

 

なぜなら、 店の人が、わざわざ、その取り寄せ依頼で、 仕入れをする事になれば、 この話しは本末転倒になります。

店に行ってみると、そこに、食べられてために売られているという、状況が最善です。 

 

田舎ですと、 養殖場があったり、 また、釣り堀があります。

 

店の人に理由を言うと、 怪訝な顔をされる事もあるので、 ただ、生きた魚を買い求めたいとだけ、お伝えして購入するのが良いかもしれません。

 

あとは、 放流した場所で生きていける環境であるのか? を 再確認、御願い致します。

 

 

例えば放生実践会のある、海がない岐阜県では、鯉を旅館では郷土料理として、よく食べられます。 時期によってですと、マスや鮎もそうです。

特に鯉ですと、 生き延びる可能性が多くです。

(近くの川で、つる人も少ない場所を選び、生きていく可能性が高い場所を考えながら、放生します。)

 

【ご参考】

放生実践自体は、見返りを考えず、命を積極的に助けるという事が大きな動機です。

 

 それに付随する考え方が、アジアの仏教諸国では、もう一つ大きな流れであります。

【それは、生臭ものを一定期間避ける、菜食週間というものです。】 

 

普段は肉や魚を食べる人でも、その仏様に関係する1週間程度を、誰もが菜食ができる様に、 その週間はお酒や肉魚を出来る限り止めましょうという週間で、レストランや屋台でも、積極的に菜食料理メニューが多くなる時期があります。  この考え方は、積極的に命を救う迄にに至る訳ではないかも知れませんが、 少なくとも命を奪うという事はありません。 

 

 昔の日本でも、 お盆の季節やお葬式の際には、精進料理(動物や魚を殺さない料理)を仏前に供えたり、皆で食べたものでした。 また、お盆の季節だからこそ、 生き物を大切に扱う気持ちが特に強くなる期間でもありました。

 

 西洋文化を是とする最近の日本でも、是非 アジアの素晴らしい習慣を見習える事が出来れば良いと思っています。

 

 ちなみに、ここでは、野菜も生きているではないか? という議論が出るかも知れません。 

 

(科学的に証明は未だ出来ていない魂というものが、論点の中心になり、また、このHPは放生実践をお伝えする頁ですので、詳細は割愛しますが、) 野菜には魂が宿っていない。 魚などには、既に魂が宿っている、という考え方から成り立ちます。

 

 魂の宿っている生き物を助け、その生を奪うこと無く全うさせる。 

 

これが放生実践の目的の一つでもあります。